ブータン(ティンプー→パロ)
ブータン3日目の今日は首都ティンプーの観光地を巡っていきます。朝一ガイドがホテルに迎えに来て出発です。
まずは、メモリアル・チョルテン(Memorial Chorten)。

1974年に建てられた仏塔(チョルテン)で、国王ジグミ・ドルジ・ワンチュクの慰霊塔。

ティンプー市民の祈りの中心で、朝から晩まで地元の人が巡礼に訪れるそうです。

民族衣装の参拝者がマニ車を回して歩いているので私も回します。鈴が入ってる様で音が鳴り楽しい。

塔の内部は写真撮影が禁止の為、写真はありませんが、大仏様や様々な神様、死後の世界を描いた彫像やペイントなどとても興味深い物でした。

そして参拝者に混じり、寺院内を3周、周回してお祈りをします。ガイド曰くこれが参拝方法らしく、これで私も立派な参拝者です。

次は、デッカい大仏、大仏ドゥルデンマ像(Buddha Dordenma)へ。遠くからでも見えるデカさです。

丘の上にそびえる高さ51mの巨大なブロンズ製の大仏像。

内部は写真撮影禁止の為、写真はありませんが、12万体以上の小仏像が収められており、圧巻です。この寺院内部がガイド曰くブータンで最も美しい寺院だそうです。黄金の小仏像、絵画など、ティンプーへ訪れた際には是非見て欲しい光景でした。
また大仏ドゥルデンマ像(Buddha Dordenma)の内部は、信者への加持(Blessing)が行われる場でもあり、私も体験しました。
聖なる水(Holy Water)(心身が清められ、功徳と長寿を得る)を僧侶からもらい飲み、ツェリンマ(Tseril) と呼ばれる加持菓子の一種(「長寿」「健康」「徳」が授かる)を食べ、祈祷糸(お守り)を首に巻きます。
これで、すっかり清められ、功徳と健康、長寿を授かっちゃいました。
デカい。ガイド曰く座った大仏としては世界一デカいんだそうです。なんと51m。牛久の大仏は立ってた気がするので比較対象外か。

ティンプーの街を見下ろすことが出来ます。赤の屋根が政府機関の建物でグリーン屋根がパブリック(一般施設)だそうです。

そして次はタシチョ・ゾン(Tashichho Dzong)へ。

ブータン王の政庁兼僧院。国王の執務室や政府機関も入っている重要建築。左手に国王の執務室があり、右手の奥が僧院になってます。

川沿いに建つ白壁と赤い屋根の巨大なゾン(要塞寺院)。

全くの偶然ですがツェチュ(Tsechu)という、チベット仏教の開祖の一人とされる グル・リンポチェ(Padmasambhava)の生涯を祝うお祭りが開催されてました。

年1回開催らしいのでラッキーです。ブータンでこんなに人が密な光景は初めて見ました。コルカタ(インド)やダッカ(バングラデシュ)では、外を出歩けば密だらけでしたが(笑)。

カラフルな衣装や鬼のような仮面は「チャム舞踏」。仮面舞踏(Cham Dance)と呼ばれる悪霊を追い払う儀式であり、信者に功徳を与えると信じられています。

仮面舞踏を楽しんだ後は昼食です。ガイドにブータン料理を依頼し連れて来てもらったのがBabesa Village Restaurant。古民家を改装した感じで趣があって良き。


メニューはコース料理のみで選択肢はなく、ブータンの伝統料理が出てきます。スジャ(Suja, バター茶)。ポンポ(膨らませた米=ポップライス)を好きなだけ入れて、スープのようにして食べる/飲むスタイル。

入れたては香ばしいサクサク感、時間が経つとふやけてお粥っぽくなる。面白い飲み物(?)です。

鍋に入っているのはブータン赤米(Bhutanese Red Rice)。日本米に比べるとプチっとした食感で、ほんのりナッツのような香ばしさがあり、最初は違和感を感じますが、これで3度目慣れました。小鉢に入っているのはエゼイ(Ezay)と呼ばれるブータンのチリペースト。超辛いので少しづつ混ぜて食べます。

続々とサラダ&鶏肉が追加されました。どこまで出てくるんだろ。

青菜炒め&ブータンを代表する国民食であるエマ・ダツィ(Ema Datshi)。青唐辛子をチーズソースで煮込んだ料理でピリ辛でした。(Less spicyで依頼済み)


ブータンやネパール、インド北東部のレストランでよく出される定番スープのパンプキンスープ(Pumpkin Soup)。

このお店は、観光客がブータン料理を食べたいと言った時、ガイドが案内する定番の店の模様。ガイドに連れられた外人が続々と入ってきます。そして、外ではここでも、仮面舞踏(Cham Dance)が開催されてました。ここでは人混みもなく、ゆっくり鑑賞できました。

お腹もいっぱいになりパロの街へ移動していきます。写真はパロの谷で広がるのは有名なブータン・レッドライス(Bhutan Red Rice)の田んぼです。ブータンの高地(標高2,000m以上)で栽培される、赤褐色の米。糠が赤みを帯びており、炊き上がりもほんのり赤みがかります。最初に食べた時はちょっと違和感を感じますが、慣れると美味いお米です。

パロの街に着きホテルへチェックイン。懸案となってたガイド料の支払いもホテルで建て替えてもらいクレジットカード払いをして、無事に支払い完了です。少しパロの街歩きをします。メインストリート。

仏像屋や工芸品などブータンらしいお店がたくさん並んでます。


何故かメインストリートに普通に馬がいます。通行人も気にせず通り過ぎてますが。。。メインストリートやぞ(笑)。

さて、明日も朝6時発と早いので、早めに休みます。