インド(バラナシ)
ガンジス川沿いに位置しヒンドゥー教の一大聖地として、インド国内外から多くの信者、巡礼者、観光客を集めるインド最大の宗教都市であるバラナシを観光して行きます。

まずは朝5時に起きてアッシー・ガート(Assi Ghat)へ。
※「ガート」とは川や湖に面した石段・階段状の河岸 を指します。このような石段・階段状の河岸が沢山あります。ちなみに、80以上のガートがあるらしい。

6時前ですが、プージャー(Puja / 礼拝儀式)は始まっており多くの観客が見学しています。
※プージャー(Puja / 礼拝儀式):神々に祈りを捧げるヒンドゥー教の儀式。聖者(サドゥー)や信者がガートで祈祷を行い、火や花、香を使って神聖な祈りを捧げます。

プージャーを見学した後は、シェアボートに乗りガンジス川を下って行きます。日の出&ガンジス川。

シェアボートは、こんな感じで鑑賞用の椅子が用意されており、さらに、ライフジャケットを着用します。

ボートからガンジス川の沐浴(Snan / スナーン)を見学していきます。各ガート(石段・階段状の河岸)で沐浴をしている人たちがいます。結構、若い人もいるのが少し驚きでした。沐浴と言うよりは、水浴びしている人も多い感じ。

ガンジス川はヒンドゥー教で最も神聖な川とされ、「母なるガンガー(ガンガー女神)」として信仰されています。川に身を浸すことで「罪を洗い流す」が沐浴です。

各ガート毎に雰囲気が違うので、ボートでガンジス川を下りながら様々なガートを見学出来るのが良いですね。

久美子の家を発見。たしか有名なバックパッカー宿だったハズ。なにかのブログで見た記憶があります。

インドの街並みって近くで見ると牛の糞があったり、ゴミだらけで汚いのですが、遠くから眺めると綺麗ですね。”近くから見ずに遠くから見る。”これ重要。

そして急に現る巨大モニュメント「合掌の祈り」を象徴した彫刻「ナマステの手」。「神聖なガンジス川に感謝と祈りを捧げるシンボル」。私もこれまでのネパール・インド旅で何度ナマステと言ったことやら。もちろん合掌付き。

途中のガートで停泊するので、その時に降りることも出来ますが、私はスマホの調子が悪く1度ホテルに戻りたかったので、周回して乗船したアッシー・ガート(Assi Ghat)まで戻りました。約1時間のガンジス川の船旅が楽しめます。

早朝の沐浴&プージャー見学を終え、カフェで朝食&休憩です。Mohit’s Cafe。★4.9。インドでは珍しく朝の7:30からやってました。お店の雰囲気もクラシカルな感じがグッドです。

カプチーノ&サンドウィッチ。落ち着ける雰囲気のお店&美味しい朝食。気持ちのいい朝です。


朝が早かったので少しだけ街歩きした後はホテルに戻り休憩し、18時から再始動します。次に目指すはガンガー・アールティ(Ganga Aarti)の見学です。
※ガンガー・アールティ(Ganga Aarti)とは、ヒンドゥー教の礼拝儀式の一つで、ガンガー(ガンジス川の女神)に祈りを捧げる夜の儀式で、炎を使った荘厳なセレモニーです。
Dasashwamedh Ghat(ダシャーシュワメード・ガート)がメイン会場なので、ホテルから30分ほどの距離ですが歩いて行きます。こんな細い道を歩いていくのですが、こんな道でもがんがんバイクが走ってくるので、歩きづらい。。。

ダシャーシュワメード・ガート(Dasashwamedh Ghat)に到着です。凄い数の人が集まってます。これが毎晩開催されるのか。

儀式のステージは右上の建物のテラス。18:30到着した時には、前座でしょうか。楽しげな音楽と歌に手拍子が響いてました。

いよいよ儀式が始まりました。まずは、鮮やかなサフラン色や赤い衣装をまとった僧侶(プージャリ)たちが登場し、壇上に並びます。もっと年配の方だと想定してましたが、若い人が多そうです。私の勝手なイメージがガンジーだったのでだいぶ見当違いでした(笑)。

そして、お経・マントラの唱和が始まります。ガンジス川とシヴァ神に祈りを捧げる詠唱が流れ、鐘の音が響き渡ります。下記の写真は線香をかざし祈っているシーン。

続いて、炎の舞(火を使った礼拝)。大きなランプ(ディヤ)を持ち、火を四方八方に振りかざします。

炎が巨大なキャンドルタイプから松明っぽいのに変わって、さらに祈りの舞が続きます。

お香、花びら、聖水なども使い、川へと捧げます。

フィナーレは、聖火を巡回させ、観衆が手を差し伸べて「ご利益」を受ける場面もあります。川には無数のディヤ(ろうそくを浮かべた小皿)が流され、夜のガンジスが光に包まれます。

帰りの人の流れが大きくなってきたので、フィナーレの途中で脱出します。が、すでに渋滞してました。

少しフライング気味に脱出しましたが、ガンガー・アールティ(Ganga Aarti)を一通り見学できました。日本の葬式のような重々しいお経を想定してましたが、お経・マントラの唱和はポップな感じで、楽し気な雰囲気でした。神聖な儀式ですが、このような儀式であれば楽しく参加できます。
徒歩で帰る途中にあったGovindam Restaurant。★4.8。ホテル併設のレストランですが、安くて美味い。味付けも焼きそばそっくりでした。インドで辛くない麺は初めて(笑)。

グリーンサラダもサクサクの新鮮サラダ。

本場インドのラッシー。美味い。

