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イスラエル

イスラエル(アンマン→エルサレム)

kurt

さて今日はヨルダンを脱出し中東6ヵ国目になるイスラエルへ移動していきます。旅を始めての通算は遂に20カ国目!まだまだ伸ばしていくゾ。

イスラエルは世界で唯一の「ユダヤ人国家」であり、世界三大宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)の聖地を抱える国で、歴史・宗教・政治が超複雑に絡み合う地域。一度は訪れてみたかった国です。

イスラエルへの移動は、飛行機やバスなど色々と調べたのですが、紛争の影響でしょうか、ヨルダンから飛行機は直行便が無くバスは全てストップ。ホテルに相談して、タクシーを手配してもらう事にしました。

イスラエル国境は一昨日、死海ツアーで行った場所の直ぐ近くでアンマンからだと約1時間の距離です。早朝6:30ホテルを出発。タクシー移動中の1時間は延々とコーランちっくなお経っぽい音楽(?)が車内に。。。もっと愉快な音楽は無いのかと突っ込みたい(笑)。

そうこうしている内にヨルダン/イスラエル国境(King Hussein Bridge/Allenby Bridge)に到着です。口コミなど見ていると5時間待たされたとか嫌なコメントが大量に。。。

予定より若干早く7:20到着ですが、すでに行列が出来てました。開店40分前に行列とか人気パチンコ店のイベント日のようです(笑)。

イスラエル入国まで2〜3時間は覚悟しているのでエルサレムへお昼前後に到着出来れば良しとしよう。

ここのヨルダン出国は、かなり紛らわしかったので、少し解説しておきます。まずは、departureの窓口へ行きます。※何の案内もないので、係員に聞いて向かう。

自身の順番が来て、不愛想な係員にパスポートを渡すと紙を渡され、記入しろと指示されます。案内とかあれば書いてから順番並ぶのに。。。と思いつつ、素直に記入して提出します。

すると、この紙に出国のスタンプが1個押されます。ここで、私は出国のスタンプゲット!さぁ、イスラエルへ入国するぞと、外に出てバスを探して係員に聞くと、スタンプが足りない。出国スタンプが2個必要と言う事を教えられて出直しになりました。

教えられた通りCustom Officeに行き10JD払い、最後にpassport Controlで2個目の出国スタンプをもらう流れです。

案内も無く、係員は不親切なため、苦労しました。まだ、これからイスラエルの入国手続きがあるのか。。。スムーズに行くことを祈りつつ、パスポートの返却を待ちます。

それにしても陸路での出入国はアジアで何度も経験してきましたが、ここほど、対応&手続きがイマイチな事は。。。バングラデシュがあったか。あっちは空港だったけど(笑)。

7:30に順番待ちの列に並び、イスラエル国境行きの橋を渡るバスに乗り込みヨルダンを出国出来たのは、9:30なので約2時間。バングラデシュの入国手続きに続き歴代2位の大変さでした(笑)。

小ネタ。ヨルダン→イスラエルではパスポートにスタンプを押しません!

🇯🇴 ヨルダン → 🇮🇱 ルートではヨルダン側:紙にスタンプ → パスポートには押さない。イスラエル側:紙の入国カード発行 → パスポートに押さない

つまり、パスポートを汚さずに越境できるための配慮。中東の国同士の事情で、イスラエルの痕跡があると入国拒否される国があるため。

訪問が20ヵ国を越えて、ぼちぼちパスポートのスタンプスペースが気になり始めた時期なので助かりますが、事情を考えると、中東というか国同士の配慮というか、ある意味面白い。

あと、このヨルダン/イスラエル国境(King Hussein Bridge/Allenby Bridge)ルートは出国手数料10JDシャトルバス料金7JD(預け荷物ある場合は9?ちょい高いはず)と現金が必要になるので注意が必要。いつもなら前日に全てUSDへ両替してるとこですが、事前リサーチ済みで正解。ちなみに、ATMが設置されているので現金無くても現地で用意も出来ます。

イスラエルの入国検査ではバックパックを開けさせられ、荷物を全部出されてチェックされました。コレは始めての経験。たいした物も持ってなさそうな見た目ですが、抜き打ち的にやってるのかな。

そしてパスポートコントロールでは長蛇の列。多くが待ってるんだから、窓口増やせよ。なんでオープン1個だけやねん。と内心思いつつ順番を待ちます。

無事11時過ぎにイスラエル入国。結局、ヨルダン出国からイスラエル入国までに3.5時間を要した形です。次はエルサレムの街への移動方法を考える必要があり、色々と情報収集。

タクシーだと180ILS(7,200円相当)、シェアバスだと46ILS(2,200円相当)。これはシェアバスを選ぶよねと乗車するも、なかなか乗客が集まらず、1時間近く待たされ、12時出発。

ホテルに13時ごろ着き、ちょっと休憩した後、さっそくエルサレムの街歩きをしていきます。まず、感じたのは寒い!ついさっきのヨルダンは夏だったのに寒いよ。東南アジアから旅を始めてずっと暑い国ばかりだったので、この気温の変化は厳しい。サンダルの足が特に寒く失敗でした。明日からは靴を履くことにします。

まず最初に行くのは、ダマスカス門(Damascus Gate)。門を入るとすぐに旧市街の「ムスリム地区」になり、ここから、聖地「岩のドーム」「嘆きの壁」へ続いていきます。

ダマスカス門を入るとアラブ系の商店がひしめく細い通りアラブ・スーク(市場) が続きます。

次いで、イエス・キリストが処刑(十字架刑)されるために“十字架を背負って歩いた道”と伝えられる巡礼ルートのヴィア・ドロローサ(Via Dolorosa)=苦難の道を歩きます。14の出来事(ステーション) をたどって歩く構成になっており、番号を探しながら歩いていきます。けっこう見つけるの難しく、宝探しみたいで楽しい。

そして、イエスが十字架にかけられ、埋葬され、復活した場所とされる聖墳墓教会(Church of the Holy Sepulchre)に到着。

入口すぐの「受難石(Stone of Anointing)」イエスが十字架から降ろされた後、
遺体に香油を塗った台があった場所とされる石。参拝者みんな頭を付けたり、キスしたりと触っています。私も邪魔にならないよう軽くタッチ。

イエス・キリストが埋葬され、復活したとされる墓そのものを覆う聖堂エディキュル / Aedicule。イエス復活の中心地点。内部に入るには、行列が出来ていて諦めようかと思ったのですが、一周して戻ると行列が消えていたので、天使の礼拝堂(前室)、エスの墓室(奥の小部屋)も見学しました。

イエスが十字架に架けられた“ゴルゴタの丘”の場所。ゴルゴタ(Calvary)にあるギリシャ正教の祭壇。

アダムの墓(Adam’s Chapel)。ゴルゴタの麓の地下にある礼拝室。
伝承ではアダム(旧約聖書の最初の人間)の頭蓋骨が埋められた場所とされています。

聖墳墓教会の次は、ユダヤ教で最も神聖な場所の一つ嘆きの壁(Western Wall)

かつてのユダヤ神殿の残された壁。THE・ユダヤの正装(黒いロングコート、黒い帽子、もみあげのくるんとした髪)をした人たちが多くいます。

ここで歩数が1.4万歩を越え、流石に疲れたのでココまで。帰りに日の沈んだ後のダマスカス門(Damascus Gate)をパシャリ。

今日は金曜日でイスラム教の集団礼拝(Jumu’ah/ジュムア) 日なので訪問を外した岩のドーム(Dome of the Rock)など明日は巡ってみようと思います。

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世界一周チャレンジャー
43歳でFIRE。世界一周にチャレンジ中。世界一周旅行中心にFIRE後の生活をブログで配信。

就職氷河期世代でフリーター・ニートを経て約18年間勤めた会社を2024年に退職し、ニートに逆戻り。 FIRE後は、石川県へ移住し、災害ボランティアに従事しつつ、バックパックでの世界一周にチャレンジ中。
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