バングラディッシュ(ダッカ)2日目
ダッカ2日目の観光dayです。まずは、ラルバーグ要塞(Lalbagh Fort)を目指しUberタクシーで移動です。
が、ダッカの交通事情は凄まじく、私の常識の斜め上どころか、遥か上を行きます。タクシーの後部座席で走行を見てるだけでスリリングかつアクションゲームのようです。常にクラクションが至る所で鳴り響き、遠慮や譲り合いなどしようものなら、前に進めない世界です。まさにカオス。東南アジアも大概だと思ってましたが、バングラディッシュの圧勝です(笑)。
そんな、カーゲーム(※速度は渋滞のため遅い)を楽しんでいる内にラルバーグ要塞(Lalbagh Fort)到着です。

「ムガル帝国時代に建てられた未完の要塞兼宮殿庭園」 で、ダッカの代表的観光地であるラルバーグ要塞(Lalbagh Fort)。

喧騒でカオスなダッカ市街と異なり、緑があり落ち着いた雰囲気を漂わせる要塞兼庭園です。

ベンガル人ばかりの国なのでアジア系の人種は目立ちます。小学生くらいの小さな子供が英語で、どこから来たの?名前は何て言うの?と、話しかけてきます。そして、最後に1,000タカ(BDT)くれよ。と言われ、笑顔でバイバイと言って逃げます(笑)。
この城壁は、上部に登ることが出来ますが、けっこう崩れかけた場所もあり、転落防止のロープなども無いので少し危険です。

さて、次はアーハーサン・マンジル(ピンクパレス)を見学しに、移動しようとUberタクシーを呼びますが、なんとマッチングしません。Uberアプリはマッチング中だから、もう少し待ってくれと表示されてまいすが、マッチングする気配なし。アプリを諦めて、ゲート前に止まっているリキシャ(人力車)のおっちゃんに、ここに行きたいけど、いくらや?って、聞くと、なんと断られます。。。
困りましたが、とりあえず目的地目指して、大通りまで歩こうと思い歩き始めてみると、理由がすぐに分かりました。人、リキシャ、車、バイクが渋滞しすぎて道が流れていません。

狭い道路なのに片側には鉄の棒が、もう片側には煉瓦が積まれて置かれており、片道車線になってます。。。そりゃ、車もリキシャも流れないわな。クラクションが煩い。

そして、標識も何もなく、急に工事中で放置された道路が出てきました。通行禁止とか標識立てておけよ。。。と、思いながらも徒歩は通れるのでスルーです。

こんな場所にタクシーは呼べれないとUberは諦めて、アーハーサン・マンジル(ピンクパレス)まで街歩きしていく事にしますが、凄まじいの一言。人口が多すぎるのか、道が狭いせいか、店が多すぎるのか、カオス感が半端ないです。すべてが密集し過ぎ。

アジア系は珍しいようで、歩いているとチョクチョク声をかけられ、どこから来たんや?って、言われて、ジャパンや!って、答えると、ジャパン。ジャパンと、プチコールが起きたり(笑)。本当に、白人もアジア系も全然見ない、ベンガル人ばかりの国です。
そうこう言っている間に、アーハーサン・マンジル(ピンクパレス)へ到着です。

正直、この喧騒でカオスな国に、このムガル建築とヨーロッパ様式が融合した2階建て建築の落ち着いた感じは、不似合いに感じてしまいます。。。失礼か。

19世紀のダッカの政治・社交の中心地でイギリス統治時代、ここで重要な政治会合が開かれた歴史的に重要な場所です。

さて、暑い国で動き回り少し疲れたので一時ホテルに戻り、休憩したくタクシーを手配したいが、どう考えてもUberでの配車は厳しそうな雰囲気(=交通渋滞がカオス)。という事で、初のリキシャ(人力車)に挑戦して利用です。ピンクパレス前に止まっているリキシャのおっちゃんに、ホテルまでと伝えると150BDT(=180円)。たぶん、ボッタ価格なんでしょうがOKし、GOです。
このリキシャは完全に人力の自転車タイプです。(エンジンのあるオートリキシャも多い)。道を走っているのも車やバイクよりリキシャが圧倒的に多いです。これも渋滞の大きな要因になってそう。

本当にこの国の道路を走っている乗り物は全てがボロボロに傷だらけなんです。バスなんて側面も後部もベコベコ。

私の乗っているリキシャも交差点での突入合戦時や低速時には、普通にガシガシ前の車にブツけてます。
狭い道では至る交差点や場所で、リキシャ同士が頭をぶつけて、進めなくなって、通行人が後ろから押して、サポートしたり、リキシャ同士お前が”どけ””下がれ”と喧嘩ちっくな場面に出くわします。。。これは渋滞するわな。

車も傷だらけですが、奥に見えるアパートもなかなか。人が住んでると思うんですが、電線やケーブルがエライことになってます。どこもかしこもカオス。

少しホテルで休憩して、次は国立博物館です。

この国(バングラディッシュ)の歴史や文化、宗教観などを学べる場所です。

ただ、ちょくちょく写真撮影禁止の標識があり、どこが写真撮影OK/NGが分かりづらく、写真は少なめです。

象さんを利用した物資も運搬とか、象の生態系や歴史なども詳しく紹介がありました。

もちろん、宗教的なレリーフや銅像などの展示物も多数あります。この国立博物館は想定していた以上に大きく、見ごたえのある博物館でした。すべて英語での併記もあるので、観光客でも楽しむことが出来ます。
博物館を終えて、最後にダッカ最大の目的地”Haji Briyani”へ向かいます。創業80年以上の歴史を持つ伝統店で現地人、観光客にも人気の有名ビリヤニ店です。
オールドダッカ(旧市街)の中にあり、たぶん日本人には辿り着くのも困難だと思います。が、私は既に午前中体験済み。

ビリヤニ専門店で料理はビリヤニのみです。ラム肉(マトン)入りのバングラディッシュ式です。大味な感じですが、美味い。が、場所によっては凄い辛みの塊があったりします。

帰りはホテルまで30分ほど散歩して帰ります。念願のビリヤニも食べ、主要な観光地も一通り巡ることが出来、満足です。バングラディッシュは、これまでの旅で、もっとも大きなカルチャーショックを受けた国になります。スリリングでカオスで楽しい国。

明日は、次の目的地を目指し、インドに移動していきます。