映画「ジョーカー」
眼鏡&コンタクトレンズの国別使用率の記事がありました。日本は2位で73.9%なんだそうです。4人に3人は眼鏡もしくはコンタクトレンズをしているようです。思ってた以上に多い!私はレーシックしてるので、改造済み裸眼です。同じような人がもっと多いかなと思ってました。ちなみに、最も低いのは14.6%で南アフリカでした。これはイメージ通りで自然の多い国の方が視力は高い=サバンナなどでの動物探知能力から発達といった通説通りの気がします。


さて、今更ながら映画「ジョーカー」を鑑賞しました。上映されてた当時は、予告の映像(ピエロのアップ)が不気味で、話題になっているのは知りながら、放置してました。が、たまたまではありますが、橘玲さんの「無理ゲー社会」を読んでる中で、例えの一つとして「ジョーカー」の主人公が出てきたことをキッカケに観てみました。
京王線刺傷事件のジョーカー男や京都アニメーション放火事件など悲惨な事件が起きるたびに”ジョーカー”という単語は耳に入っており、なんとなく、無職で社会に不満を持つ人が自暴自棄になり事件を起こすストーリーだろうとは知ってました。
視聴してみて、確かに話題になるだけあり、色々と考えさせられる作品だと思いました。私自身、就職氷河期世代であり、新卒では就職が決まらず、フリーター、ニートの期間もあり、また、同年代の友人には未だに派遣社員で不安定な生活を送っている人も何人かいます。一歩間違えれば自身が、もしくは、親しい友人がと考えさせられました。
カウンセラーに、薬をもっと増やしてくれと要望し、”つらいのは、もうたくさんだ”と訴える主人公のアーサー。
街の不良少年に悪戯され、仕事場の上司からは理不尽に詰められ、私生活では年老いた母親のケアに疲れ、最終的には仕事もクビ。そんなどん底の状況の中、地下鉄で、ひょんなことで絡んできた3名を持っていた銃で射殺してしまう。
その後、母親の裏切りとも取れる過去の自分に対する酷い仕打ちを知り、母親をも殺害してしまう。
僕には、もう失うものはない。傷つけるものもいない。
8050問題(80代の親が50代の子供の生活を支えるために経済的にも精神的にも強い負担を請け負うという社会問題)、氷河期世代の支援、少子高齢化など閉塞感が漂う日本において、なんとも他人事には思えない作品でした。
正直、暗い映画や小説、漫画など苦手で避ける傾向にある私ですが、続編も観てみようと思いました。(闇金ウシジマ君ですら、気持ちが暗くなるため、途中で断念してしまった。。。)楽しくて、ワクワクするような映画ではないですが、観てみる価値ある作品だと思います。