アニメ「チ。-地球の運動について-」
たまたま観てたYouTubeで紹介されてて、知った”チ。-地球の運動について-”を視聴しました。ちなみに、今月からU-NEXTを解約して、dアニメに加入、本作品はdアニメで観ました。

まったく事前情報を持たず、アニメを見始めました。チ。というタイトルから血の引っ掛けで生臭戦国モノら辺を想定してましたが、全くの見当違いでした。まさかの天体モノとは、天地明察(冲方丁)以来で、久しぶりのジャンルにワクワクです。しかも、主人公が次々と変わり、紡がれていくオムニバス形式。これは、面白い。私の勝手な印象ですが、ドラクエ4しかり、オムニバス形式のアニメやゲーム・小説で外れは無いです。
内容としては、15世紀のヨーロッパを舞台に、教会によって禁じられた地動説を命がけで研究する人たちを描いたフィクション作品です。
聖書に書かれている事が全てで絶対の世界で、地動説は異端になり、研究しているだけで激しい迫害・弾圧される世界です。何度も生々しい拷問のシーンが出てきます。受ける側の苦痛は当然ですが、施す側の苦悩も描かれてます。進撃の巨人でも憲兵とのやり取りで似たシーンありましたが、拷問が頻発していた時代でも厳しいモノだったようです。日本で生きている私達には想像も難しいですが、現代でも戦争や犯罪の自白などでは、場合によっては存在するんだと思います。
全ての答えは聖書にある。好奇心が罪になる世界。このような時代を経て、科学が普通の現在の生活がある。このように考えると少子高齢化や失われた30年など閉塞感が溢れる現在日本ですが、それでも幸せな時代なんだと観てて感じました。
観てて明るく楽しい気分になるアニメではありませんが、気づきや考えさせられる点も多く、非常に面白いアニメでした。
2075年の経済予測の記事がありました。50年後の世界ですが、日本は12位まで陥落するようです。インドネシア、ナイジェリア、パキスタンなど人口の大きな国が伸びる予想になってます。経済規模は人口に比例する。一人当たりも気になるところです。50年後の世界どうなってることやら笑
